荒川区・三河島駅徒歩2分｜第一歯科医院｜歯周病

上記の症状の他にも、歯が浮き上がっているように感じたり、食べ物を噛むときに違和感がある、歯が染みたり疼いたりする場合は、歯周病の可能性があります。変化を感じたら、お早めにご相談ください。

歯周病の主な原因はプラーク（細菌の塊）とバイオフィルムです。
これらの中に潜む歯周病菌が毒性物質を放出し、歯肉に炎症を引き起こします。

歯周病は全身の健康にも関係しています

血液などを通じて歯周病菌が口腔内から体内に入り込むと、さまざまな全身疾患を引き起こすことが分かっており、具体的には糖尿病・心血管疾患・脳血管疾患・早産・誤嚥性肺炎などのリスクを高める可能性が指摘されています。

糖尿病

歯周病が糖尿病を引き起こすだけではなく、糖尿病の方が歯周病になると血糖コントロールが調整しにくくなるため、さらに悪化してしまう場合があります。糖尿病は歯周病を悪化させる大きな原因のひとつでもあります。

肺炎

重度の歯周病になると、口の中に細菌が多くなり、誤嚥などで肺に細菌が入ってしまうと、肺炎になる可能性が高くなります。

心疾患

歯周病を引き起こす細菌が重症化すると血栓ができやすくなるといわれています。そのため、動脈硬化や心筋梗塞などの心臓の病気が発症しやすくなります。

早産・低体重児出産

歯周病菌によって起こる炎症が胎児の成長に影響を及ぼし、早産や低体重児出産を引き起こす原因となります。その確率は、健康な人と比べると約7倍にのぼるといわれています。

歯周病は自覚しにくく、ご自身でのチェックも難しい病気です。歯ぐきからの出血や腫れが気になってきて、歯が揺れる…そんな症状が現れたときには、すでに歯周病が進行してしまっている状態ということも少なくありません。
初期には痛みがほとんどないため、出血や口臭、歯肉の変化を見逃さないことが大切です。

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歯周ポケットが深い中等度や重度の歯周病の場合、スケーリングなどの基本治療では歯周ポケットの奥深くにあるプラークや歯石を取り除くのが難しいことがあります。その場合には、外科手術と歯周ポケットの清掃を行います。

歯周ポケット掻爬術
（新付着術）

比較的浅い歯周ポケットに対しては、歯周ポケット掻爬術（そうはじゅつ）で治療を進めます。

①

手術の前に麻酔を行います。

②

麻酔が効いてきたら、歯石を取り除きます。

③

炎症を起こしている組織をメスで取り除きます。
※前歯の炎症などでは、術後に歯肉が露出するのを防ぐために、歯周ポケット内壁の歯肉をメスで切開してから歯石などを取り除きます。（新付着術）

④

歯周ポケット内がきれいになったら、傷口を縫合します。
治療後は歯周ポケットのきれいな歯肉に戻ります。

歯肉剥離掻爬術
（フラップ手術）

歯周病が進行すると、歯周ポケットの深いところにこびりついた歯石などの汚れが取りにくくなります。その際に行う歯周病治療がフラップ手術です。歯肉を切開するため、肉眼では確認できなかった箇所を直視しながらの処置が可能で、歯周ポケット深くの歯石や感染した組織を完全に除去できます。もちろん麻酔を使用するため、治療中の痛みはありません。

①

手術の前に麻酔を行います。

②

麻酔が効いてきたら、歯肉を切開し剥します。

③

歯周ポケットの奥にある歯石や炎症を起こしている組織などを除去します。

④

歯肉を元に戻し、特殊なパックで傷口を覆います。

⑤

治療後は歯周ポケットのきれいな歯肉に戻ります。
※歯肉が増殖している場合などは、増えてしまった歯肉を切除し、歯周ポケットのないきれいな歯肉に戻します。